WinActorとは

先日、WincActorのセミナーを受講してきました。

私自身、WinActorというものを知りませんでした。

どうやら、日常業務等で繰り返し行われる単純作業をシナリオを作成し、

自動化することができるツールとのことでした。

確かに日常的に繰り返し行われている業務というのは多いのかもしれません。

自動化といわれても、どこまでのことができるのか、

また、どこまで便利なのか、非常に興味がありました。

実際、受講して感じたメリットとデメリットについてお話したいと思います。

お客さんに提案する際の備忘録も込めて。。。

まず、WinActorは日常の業務を自動化するために、

シナリオというものを作成します。

あらかじめ作成されたシナリオを基にWinActorは処理を自動で行います。

シナリオの作成はどうやって行うのか、非常に興味がありました。

主なシナリオ作成方法は、

  • 1. WinActorが処理を記録してくれる機能を使う(自動記録機能)
  • 2. WinActorのライブラリを駆使し、シナリオを手動で作成する(ほぼプログラミング不要)

 

1.

対応ソフトウェアは限られていますが、WinActorで記録開始をしたのちに、

該当の作業をすると、WinActorがその作業を記録してくれる機能があります。

この機能でシナリオを作成するのが一番簡単です。

例としては、「ブラウザ(IE)で特定のURLにアクセスし、文字入力を行う。」等の作業です。

かなり単純な作業であれば、WinActorの自動記録機能を使用するだけで完結します。

ですが、現実の作業はそこまで単純ではなく、「この場合はこう入力する」や「この場合は入力しない」等の分岐が存在します。

そのような場合は、2.であげた通り、手動でシナリオを作成していきます。

プログラミングをせずとも、繰り返し処理や分岐処理を行うことができます。

また、画像認識に対応しており、例えば、アクセスしたサイトの一部の画像を判定し、

該当の画像とマッチすれば、該当の処理を行う等の高度な処理が可能になっています。

画像認識にはマッチ度の調整を行うこともでき、とても便利でした。

セミナーで画像認識機能を用いて作成されたもぐらたたきゲームのチートシナリオを拝見させて頂きましたが、

素直にすごいなと思いました。笑

もぐらが出現した場合の画像を画像認識機能に設定し、マッチしたら該当箇所をクリックするという簡単なシナリオです。

鬼のスピードでもぐらが叩かれ、当然ですが、100点を取っていました。笑

画像認識機能を使用することで普通に作成すると煩雑になる処理も簡単に作成することができます。

また、一番不便だと感じた点につきましては、下記の2点です。

  • シナリオ実行中は他作業ができないという
  • スクリーンがロックされると、処理が停止する。

上記が最大のデメリットだと思います。

上記2点を解決する方法はサーバー機にWinActorを導入して動かす

しかないと思います。

ですが、WinActorをサーバー機に置いても、複数人で同時起動することはできません。

そのため、運用方法に工夫が必要です。

上手い運用方法があれば、とても提案しやすいツールだと思います。

それでは本日はこの辺で。

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